憧れの神宮会館にチェックインし、入浴を済ませてから、浴衣姿で二階の食事会場に向かいました。↓
席は指定
座る席はあらかじめ決められています。予約の早い順番に、窓際左端のテーブルから席が割り振られていくのかな? と思いました。予約開始日当日(一年前)に予約した私たちが案内されたのが窓際の一番左端だったので。
↑テーブルには、すでにいくつかの料理が準備されていました。
↑各テーブルに、代表者の名字と、住んでいる都道府県名が書かれたプレートが置かれています。
「北海道」と書かれているのを見ると、いや~、よくはるばる北海道から来たなあと我ながら思ったりしました。北海道代表で伊勢参りに来たような気持ちにもなって嬉しかったです。
他のお客さんのプレートも歩きながらチラチラとチェックしましたが、神奈川県、兵庫県、愛知県、青森県……と、皆さん全国各地から集結しているようでした。
言葉を交わすこともないけれど、今日、この同じ空間でこうして一緒に食事を摂ることになったのも何かの縁なんだなあ……。としみじみしました。
5500円コース
↑係員さんの案内で席に着きます。置かれているのは、固形燃料を使う料理二種と、前菜、食前酒。
ちなみに、今日食べるのは5500円コース(税抜)。
神宮会館の夕食は高いものから8500円、5500円、3500円、2500円コースに分かれていて、8500円か5500円かで迷ったのですが、各プランの料理例を確認したときに8500円と5500円の違いは伊勢海老のお造りがつくか否かだけのように見えたので、それなら5500円コースでいいかということになり、そうしました。
2022年追記:上記は2015年時点のもので、当時は「夕食無し(朝食つき)のプラン」が基本だったために夕食を四種の中から別途選ぶシステムでしたが、現在は「夕・朝食つきのプラン」が基本となっているため、夕食だけ別に選ぶということはなくなっています。
↑お品書きはこちら。
すぐにお造り
↑席に着くと、すぐさまお造りが運ばれてきました(カンパチ、鰆、イカ、平目)。器がひんやり冷えています。早速食べてみますが、新鮮でなかなか美味しい!
山海鍋
↑固形燃料に火がつけられ、山海鍋の白みそダシがグツグツ煮えます。そこに、盛られた野菜や魚をくぐらせていただきます。
↑白菜や生麩は少し長く煮込んで……。うん、色々な具材があって楽しい。
稲庭うどん
↑……と、そこへ冷やし稲庭うどんが運ばれてきました。どうやら、献立に書かれている順番通りに来るわけではないようです。
冷やしうどんとはまた家庭的。さっぱりしていて美味しいです……が、母は、「うどんなんて食べたら他のものが食べられなくなる」と、あまり箸をつけないので、そう言われればそうだと思い、私も控えめに食べました。
伊勢海老具足煮
↑次に来たのは伊勢海老具足煮。どんどん来ます。まだ、食べ切れた料理が一つもないのに、テーブルの上に皿が増えていきます(笑)。
でもせっかくなので温かいうちに一口。
外宮参道の鈴木水産で「焼き伊勢海老」と「お造り伊勢海老」を食べ、神宮会館では「煮た伊勢海老」。伊勢海老尽くしや~。
ちょっと火が通りすぎかも! という感じの伊勢海老ではありましたが、伊勢海老を食べられたということそのものが嬉しいです。
山菜ちらし寿司
↑で、まだ前菜も食べ終わってないんだよねと思って食べていたら……。
↑山菜ちらし寿司が来ました(笑)。うどんに、ご飯(笑)。もう何でもあり(笑)。この統一感のなさがとてもほのぼのしていて良いです。
唐揚げ
↑さらに来ました。あいなめ唐揚げ。
すごいです。このボリューム。普通、コース料理って、値段が上がると、量はそんなに変わらず質が上がっていくのかなと思うのですが、神宮会館の場合、高いコースは量まで比例して増えていくのではないかと思わせられます。
なんだか、食べ過ぎの噛みすぎで歯茎が痛くなってきました。でも、この唐揚げ、美味しかったですよ。
地鶏と鮑
↑伊勢地鶏と鮑の陶板焼き。こちら、あらかじめテーブルに用意されていた料理の一つで、席に着いて早々固形燃料に火が灯されていたのですが、固形燃料が燃え尽きてもなかなか食べる暇がなく、ようやくフタを開けられました。
もう、ぬるくなってしまっていますが(笑)……いただきます!
伊勢地鶏は、塩バター風味でしっかりとした味付け。肉質が締まっていて美味しいです。
鮑は、あれっ?? と思うほど、固い(笑)。なんだろう、火を通しすぎたのだろうか。母も「噛みきれない」と言っていました。でも、鮑って、伊勢神宮っぽくて嬉しい!
お吸い物
↑お吸い物。もう、つゆまですするお腹がないです。具だけいただきます。
デザートは、食べたいときに係員さんに声をかけるシステムになっていました。うどんとちらし寿司がまだ少し残っていましたが、もう腹14分目くらいまでいってしまったので、ここで食事を終了することに。
オレンジゼリー
デザートをお願いすると、見た目にも鮮やかなオレンジゼリーが運ばれてきました。↓
↑キンキンの冷え冷えで美味しかったです。口の中が癒されました(笑)。
こうして、神宮会館での夕食が終わりました。食べ始めてから一時間と少し。かなりスピーディーに済んだのは、私たちのような旅人にはありがたい。
明日の早朝参拝に備え、部屋に戻って眠ります!(→「内宮で早朝の御垣内参拝」に続く)