念願の「五十鈴茶屋」で「抹茶わらび餅セット」を食べ、旅行前に「おかげ横丁に行ったらここに寄ろう」と計画していた店舗は制覇できました(計画一店舗目が、最初に行った「若松屋」でした)。
本日、おかげ横丁巡りの後に予定している目的地は、「
予定していた電車の時刻までまだ少し時間がありましたが、もうおかげ横丁で食べるべきものは食べたし、伊勢市駅に向かおうかな? ……なんて思いながらゆっくりとおかげ横丁の中を歩いていたところ、目の前の店にふと目が留まりました。
貝新
「
看板に目をやると……。
↑「
諦めていた計画案
これを見て、「えっ!」と思いました。
実は、今回の伊勢旅行前に、テレビ番組で「桑名は蛤の名産地で、蛤料理が美味しい」という情報を得て、ちょうど桑名が三重県にあることもあり、蛤を食べに桑名に寄るという話も出ていたのです。
しかし、蛤料理の有名店を調べたところ、とても値段が高く、ちょっと今回は手が出ないね……と、桑名の蛤は幻の計画案となっていました。
それが……! なぜか今、私の目の前に……!!
引き寄せられる
↑店先に、私はスルスル〜っと引き寄せられていきました。
↑「桑名産 数量限定 活はまぐり焼き」……これは……これは食べるしかなかろうもん!!
ヤッタ! 「その手は桑名の焼き蛤」(*1)で有名な桑名の焼き蛤!! 諦めていたのに! 嬉しい!(*1うまいことを言ってもその手にはだまされない、という洒落言葉。参考:故事ことわざ辞典)
入店
というわけでお店に入り、テーブル席に座って「活はまぐり焼き」を1つ注文。
↑ふう、と一息ついて店内を見渡します。こちら、座敷席。
↑お品書き。
↑ひっくり返してみます。お茶漬けなんてのもあるんですね。
↑そうこうしているうちに、店員さんが紙コップ入りのほうじ茶を持ってきてくださいました。
焼きたてはまぐり
そして……。
↑キターー!! 桑名の焼き蛤!! 焼きたて、あっつあつです!
↑おおお……。立派な身。それではいただきます!
口に入れて噛んでみると……。あっ、美味しい!
噛むごとに蛤の旨味エキスがにじみます。クセがなく、身がふっくらしていて、とても贅沢な感じ。もちろん、しっかり砂出しされていて、噛んでいたらジャリッときた……なんてことはまったくありませんでした。
ほのかな自然の塩味で、蛤本来の味を存分に楽しめました。一つでも、満足できます!
最初で最後の「予定外」
今回、伊勢の旅行を通じて、予定していなかった食べ物屋さんに立ち寄って何かを食べたというのはこの「貝新の焼き蛤」が最初で最後。
事前に、絶対間違いのないものをピックアップしてそれだけを狙って食べるのも失敗がなくて良いものですが、こうしてフラッと予定外の店に寄って、その場で即決したものを食べるというのも、冒険的な要素があって楽しいですね。ワクワクした思い出として強く心に残りました。
↑しかし、おかげ横丁で桑名の焼き蛤が食べられるとは……。あまり知られていない情報なのではないかと思いました。
数量限定とのことで、いつでも食べられるわけではないかもしれませんが、今回、運良く食べられて良かったです!
それではそろそろおかげ横丁に別れを告げ、伊雑宮に向けて出発したいと思います!(→「伊雑宮参拝」に続く)