地元神社を通じ第62回式年遷宮に寄附したことで特別参宮章をいただいたわけですが、問題となったのは服装と靴です。
特別参宮章の裏にある注意書きには、服装について
『男性は背広・ネクタイを着用いただき、女性はスーツまたはこれに準じたもので、ともに不敬にわたらない』
ようにとあります。
男性の服装はわかりやすいと思います。しかし女性の服装は……?
「スーツまたはこれに準じたもの」という書き方がいまいち曖昧です。
追記:男性の服装について、男子高校生が真夏に制服(夏服)(シャツ+ネクタイ+スラックス+革靴)で御垣内参拝しようとしたところ、ジャケットが無いという理由で断られたという話を聞きました。未就学の男児も、ジャケットを着用していなかったため断られたとのこと。
お子さんでも、抜かりない正装を心がける必要がありそうです。
拒否されたら台無し
インターネットを色々調べると、御垣内特別参拝をするにあたっては神職さんによる服装チェックがあり、そこで「参拝にふさわしくない」と判断されれば御垣内特別参拝を断られることもあるのだとか。
そんな、わざわざ北海道から御垣内特別参拝のために伊勢まで行くのに、服装で御垣内特別参拝を拒否されるなんてことがあっては意味がないです!
絶対に拒否されない、不敬とみなされない服装にしなければいけないと心に誓いました。
ブラックフォーマルは持っていない
ブラックフォーマル(要ジャケット)は間違いがないようでしたが、残念ながら私はブラックフォーマルを持っていません。↓
手持ちのスーツから
新しくブラックフォーマルを買うというのも急には金銭的に厳しいので、持っているスーツの中で、なるべく
・色が抑えめで
・柄の入っていない
ものを選ぶことにし、決めたのがこちら。↓
↑就職面接のときにも着た、濃いグレーのスーツ。スカートは、膝がちょうど隠れるくらいの丈です。
↑布地には光沢があり、「この光沢が華美すぎ! ダメ!」と言われたらどうしようとちょっと思いましたが、まあ、おそらく大丈夫なはず……!
靴~パンプスでうまく歩ける気がしない
そして、次は靴!
ネット上の声を総合すると、
・黒パンプスが無難
・ただし、御正殿内には大きな玉砂利が敷き詰められて歩きにくいため、ローヒールが良い
とのことだったのですが、私、ローヒールの黒パンプスなんて持っていません!
黒で持っているのは、この、7㎝ヒールのパンプス(ワコールのサクセスウォーク パンプス)だけ……。↓
↑スーツと合わせたときのファッションとしては良いと思うのです。きちんとしているし、不敬にもあたらないと思います。
でも、噂の「大きな玉砂利」を、このヒールでうまく歩ける気がしない。
黒革のウォーキングシューズ
許されるのならば、私が本当に履きたいのはこちら。↓
↑歩きやすくてとても気に入っている、アシックスのウォーキングシューズ「PEDALA(ペダラ)」!
黒だし、天然皮革だし、パッと見はそこまで悪くないように思える。
けれど、運動靴の一種ではあるかもしれないからフォーマルとは言い難い。その点をもって「不敬」と言われればそれまで。
どうしようか……。
パンプス+ウォーキングシューズ
悩んだ私は、パンプスを持参しつつもウォーキングシューズを履いていくという方法をとることにしました。
ウォーキングシューズで神職さんの元まで赴き、見とがめられればその場でパンプスに履き替えるという算段です。
履く靴以外にもう一足持っていくなんて大変ですが、そこまですれば安心です。
母の服装
ちなみに母の服装はこちら。↓
↑ウールのサマースーツ。
↑ジャケットには裏地がついておらず、このように薄く透け感があります。スカートは足首までのロング丈。
靴については、母は、先ほど紹介した7㎝ヒールパンプス(私とサイズ違いでまったく同じもの)を最初から履いていくことになりました。
これで、御垣内特別参拝の装いが決まりました。あとは出発を待つだけです!(→「スーツ着用で出発、名古屋マリオットアソシアホテル到着」に続く)
・外宮の御垣内参拝体験記はこちら。↓
・内宮の御垣内参拝体験記はこちら。↓