↑伊勢市駅のコインロッカーに荷物を預け終えて駅を出たら、正面に伸びる外宮参道!! 五年ぶりです! また来られて嬉しい!
二軒茶屋餅購入
↑道すがら、伊勢角屋麦酒に立ち寄ります!
↑お目当てはこの二軒茶屋餅!! 前回(五年前)もこれを買って美味しかったので、今回もまた食べたいという話になり、晩のおやつとして購入しました。
↑前回は三個入りが売り切れていたのですが、今回は無事ゲット。三個ずつ、二人分。他に食べるおやつのことも考えるとこのくらいの少量がちょうど良いですね。
外宮に到着!
↑そしてついに外宮に到着ーーー!!!
うわあ、ついに来ちゃったよーー!
コロナ対策済みの手水
↑早速手水を使わせていただこうと思ったら、コロナ対策で柄杓が撤去されており、木の筒から
あの、「一杯の柄杓の水で両手と口を清める」という作法を実践できないのは少し残念でもありましたが、コロナ禍の中、すごく良く工夫された仕組みだと思いました。
御垣内特別参拝!!~どこから来たか問われる
↑それではこの、前回(2015年)外宮の社務所にて寄付したときにいただいた特別参宮章を手に、外宮のご本殿に向かいます!
↑最初の鳥居をくぐって南宿衛屋の方を見ると、私たちの服装(上下スーツ)から御垣内参拝希望者とわかってくださったのか、お声がけをする前に、奥にいらした神職さんが出てきてくださいました。
「特別参拝をさせていただきたいのですが」と申し出ると、「どちらからのご参拝ですか」と問われたので「北海道からです」と答えます。
それを、記録帳のようなものに書き付ける神職さん。
前回は芳名録に名前と住所の記入を自ら行ったのですが、恐らくコロナ対策で、神職さんが聞き取って書くスタイルになったのですね。
服装
↑ちなみに、私の服装はこちら。前回と同じスーツです。(御垣内参拝時の服装について、詳しくはこちらの記事(御垣内特別参拝の服装と靴を決定)参照)
マスクは一応外す
それまでずっとマスクを着けていたのですが、いよいよ神前に立つとなり、マスクはコロナ対策で着けたままが良いのか、外した方が良いのか、迷って、神職さんにお伺いしました。
すると、「どちらでも良い」とのこと。
だったら、何も着けない顔で神様と向き合いたいなと思い、マスクは外して置いていくことにしました。
神職さんの先導で
そしていよいよ御垣内参拝です。
出身地を書いてくださった神職さんとは別の、お内裏様のような、
平安時代にタイムスリップしたようで、なんとも不思議な気持ちになります。
感謝の御垣内参拝
そして、
短い時間に、できるだけ精一杯の「ありがとうございます」という気持ちを捧げました。
参拝が済めば、神職さんの先導で、御垣内ゾーンの外へ。
神職さんが参拝の終了を告げ、感謝とともに私たちも頭を下げます。
このような機会を再び得られて本当にありがたかった。
前回は、母が石に足を取られて「カクッ」となってしまい、後ろを歩いていた私が笑いをこらえきれなくなる……なんてアクシデントがあったけれど、今回はそんなこともなく、平穏に済んで。
参拝後に神職さんから話しかけられる
と、感慨に浸りつつ荷物を取り、その場から失礼しようとしていたとき、先ほど先導してくださった神職さんがおもむろに「あの……北海道からいらっしゃったんですよね」とおっしゃいます。
エッ…………!! と私はびっくり。
平安貴族のような神職さん。同じ人間だろうことは頭ではわかっているものの、なんとなく妖精っぽいというか精霊っぽいというか、別次元に住む、人間ではない存在のように感じていたので、そんな存在から、私がわかる言語で(?)普通に話しかけられたことに、まるで絵本の中の登場人物に語りかけられたような衝撃を感じました。
「はい、そうです」と答えると、神職さん、「私も北海道出身なんです」とおっしゃいます。
道産子の神職さん
エ゛ーーーーーッ!! 北海道出身?? こんなところで北海道??(笑) 待って、神職さん、妖精じゃなかったの? 北海道出身とか、人間っぽすぎるんですが??
「北海道のどちらからいらしたんですか?」と神職さん。
「旭川です」
「あ~、旭川! 私は札幌出身なんです」
「ああ、札幌なんですか!」
と、
北海道出身で、伊勢神宮の神官になられるとは格好いい!
その神職さんは、2020年の時点で、伊勢に来られてから15~16年ほど経つとおっしゃっていました。長く頑張ってらっしゃるんですね!
中部国際空港(セントレア)への早い行き方を教えていただく
最後に、神職さんに、「北海道へはどう帰りますか?」と尋ねられました。
「伊勢市駅から近鉄特急に乗って、名古屋駅でミュースカイに乗り換えて……」
「セントレアまで行きますか?」
「はい」
うおっ!! 精霊たる神職さんの口から「セントレア」なんて横文字が出た!! 人間っぽい!!
などと、神職さんが人間とわかっていながらもやっぱり内心ちょっとワクワクしていると、神職さんが、「
まったく思いも寄らない初耳の情報で戸惑いましたが、とにかく、津から高速に乗るといいんだな??
「わかりました。調べてみます! 良い情報を教えてくださってありがとうございました」
そうして、神職さんとの聖なるひとときは終わったのでした。
(外宮の神職さんでも電車に乗って移動とかするのか~。早いとか安いとか考えるのか~。そりゃそうかもしれないけれどちょっと想像がつかない。やっぱり新鮮だなあ。)
高速船が出ているらしい
神職さんのおっしゃっていた「津から高速に乗り換えてセントレアへ」ということについて、スマホを持っていないこともあって旅先では調べられなかったので、北海道に戻ってきてから詳しく調べたところ、「高速」というのはどうやら「高速船」のことのようです。
(「高速」とだけ聞いたときには「高速バス」かと思いましたが、津からセントレアまで走る高速バスというのはありませんでした。)
伊勢市駅からセントレアまで、高速船を使った行き方を以下に記します。
1.津駅まで電車で行く
↑まず、伊勢市駅から電車で津駅まで行きます。(近鉄山田線急行利用で所要時間37分、運賃640円)
2.津駅からバスで空港アクセス港へ
↑次に、津駅から連絡バスに乗って「空港アクセス港」へ行きます。(所要時間11分、運賃220円)(連絡バスの時刻表はこちら)
3.空港アクセス港から高速船でセントレアへ
↑「空港アクセス港」から徒歩3分で「津なぎさまち」(旅客船ターミナル)へ行き、そこから高速船でセントレアまで行きます。(高速船の所要時間45分、運賃2520円)
興味深いことを教えていただけた
伊勢市駅と中部国際空港を結ぶ交通手段として高速船というのは考えたこともなかったので、神職さんにはとても興味深いことを教えていただけたと思っています。
きっと神職さんご自身が、札幌のご実家に帰省なさるときに高速船を使ってらっしゃるのでしょうね。
電車だと伊勢湾をぐるーっと回らなければなりませんが、船だとまっすぐに突っ切るので確かに早いだろうと思います。
機会があればぜひ高速船も利用してみたいです。
思い出になった
それにしても、神社に頻繁に出向くようになってから20年近く経ちますが、神職さんとこのように会話したのは初めてで、とても印象深い出来事となりました。
しかもあの、憧れの、張り詰めた空気が好きな伊勢神宮・外宮の神職さんとお話できたとは嬉しすぎる!
あの精霊っぽい神職さんと、人間らしい会話をしたこと、一生忘れません。
あのときの神職さん、ありがとうございました。
外宮を後にする
↑御垣内参拝の後、今にも降りそうだった雨がついに降り出しました。
この流れ、前回(五年前)とまったく一緒です!(笑) 伊勢で、雨に降られなかったことがありません。何かが祓われているのかな。
社務所で式年遷宮の寄付をしてから、私たちは外宮を後にしました。
名残惜しいけれど、さようなら外宮! またいつか必ず来るよーー!!
外宮参道「伊勢豆徳」へ
外宮参拝が終わったので、次は外宮参道の「伊勢豆徳」へ行って父へのお土産(豆菓子)を調達します!
(次の記事→「外宮参道の「伊勢豆徳」で海苔わさび豆と伊勢海老豆を購入」)