【25】京都和久傳での夕飯(蘇芳6500円)~手が込んでいて独創的。野菜たっぷり、お出汁たっぷりで美味。名物・鯛の黒寿司も堪能

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夕飯は憧れの京都和久傳で
京都伊勢丹 京都和久傳 外観

↑京都での夕飯は、京都伊勢丹11階レストラン街にある「京都和久傳」で!!

この、「京都和久傳」のことは7年前に初めて知って、評判も良く美味しそうなので、機会があれば一度ぜひ行ってみたいと思って憧れていたのです。

それが、ついに!! 夢が叶って嬉しいーー!!

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17時に予約。カウンター席

京都伊勢丹 京都和久傳 カウンター席

↑席は、あらかじめ、17:00に「蘇芳コース」(6500円)二名で予約しておきました。窓際のカウンター席です。

京都伊勢丹 京都和久傳 カウンター席 京都タワー

↑左手には京都タワーも見えます。

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蘇芳:6500円コース~最初のお茶

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 玄米茶

↑まずはおしぼりと玄米茶が運ばれてきました! ひんやりした玄米茶でホッと一息。

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 ほうじ茶

↑飲み物を聞かれたので、お酒の注文が前提なのかと思い、「アルコールは苦手なので……」と言ったところ、「では温かいお茶をご用意しますね」と、ほうじ茶を持ってきていただけました。

このほうじ茶、すごく上手に入っていて美味しかったです。

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お造りと食前酒

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 お造り

↑そしてコース開始! 最初は本日のお造り「かつおの薬味和え」。玉ねぎ醤油がかかっているのでそれと野菜を一緒に食べるように説明がありました。

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 お造り 鰹の薬味和え

↑菊花が散らされていて、見た目にもとても綺麗~。

青竹酒

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 食前酒 青竹

食前酒が、冷やされた青竹のおちょこに注がれます。私は普段お酒は飲まないのですが、せっかくなのでこの食前酒だけはいただくことにしました。

そうしたらこれが、フルーティーな白ワインのようで美味しかった! 青竹の香りも爽やかで。

こんなに美味しいならきっと純米酒なんだろうなと思ったのですが、後日調べたところ醸造アルコールが添加されている(*1)らしい(笑)。(参考*1:雑記帖 - yo:ku:nel

和久傳だからきっと上等なお酒だと思っていたのにちょっと残念(笑)。でも純米酒かと思うくらいには美味しかったです!

鰹&野菜がドレッシングと調和

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 お造り 鰹の薬味和え

↑そしてこちらの薬味和えを早速いただきます。

玉ねぎのすり下ろしが入った旨み抜群の醤油は少しジュレっぽく絡めやすいようになっており、鰹にも薬味にもマッチして美味しい!!

薬味はたっぷり。紫蘇、ポロネギ、ミョウガ……鰹に合います!

鰹は生臭くて苦手だといつも言っている母も、「美味しい、美味しい」と喜んで食べています。

これで千円分くらいの価値があるね」と満足げ(笑)。

椀物~海老真薯

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 海老真薯と舞茸

↑次に来たのは「海老真薯えびしんじょと舞茸のお椀」。

澄んだ、上品なお出汁が美味しい! ひとひら載っているゆずの皮をひたすと、その香りが汁に移ってまた美味しい。

海老真薯はふわふわで、海老の身も具として入っています。

何でも軟らかくて食べやすい」と、歯の弱い母(笑)。

焼き物~秋鮭の味噌幽庵焼き

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 秋鮭の味噌幽庵焼き

↑次は「秋鮭の味噌幽庵焼き」。

鮭の上に載っている白いものは、意外にもカブのすり下ろし。脂ののった鮭との相性が良いです。

添えられている赤カブは、漬物のような味わい。ただの生のカブスライスではないところが凝っている!

お凌ぎ~秋野菜の白和え

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 お凌ぎ 白和え

次は「白和え」。具は、柿、ほうれん草、酢れんこん、さつまいも。上に載っているのはクコの実です。

素材それぞれの味が生きていて美味しいです。さつまいもが甘くてやわらかい!

体に良さそうで嬉しいです。そして、料理としてすごく独創的で、食べていて楽しい!

炊き合わせ~鰆の酒蒸し、蕪、クロカワ茸

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 炊き合わせ 鰆の酒蒸し、蕪、クロカワ茸の炊き合わせ

↑次は「さわらの酒蒸し、かぶら、クロカワ茸の炊き合わせ」。

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 炊き合わせ 鰆の酒蒸し、蕪、クロカワ茸の炊き合わせ

↑「炊き合わせ」とはいうものの、スープ(昆布だしかな?)たっぷりで、汁物のよう。

このスープがすご~く上品(薄味)なんですよね。一般大衆におもねるならば、もう少し味を濃くするところかなと思うのですが、そうはしないところに和久傳の伝統と自信を感じました。

はすごくふっくら。生臭み皆無!

クロカワ茸

↑こちら、椎茸の煮付けのような見た目のものがクロカワ茸というものですが、これを食べるのは初めて。

コリコリしていて美味しいものですね。量が採れないため高価なんだとか(*2)。そんな稀少品を食材に使ってくださって、わざわざ和久傳まで食べに来た甲斐があるというものです。(参考*2:Firadis wine column

菊花はやわらかく煮えて、スープと一緒にたくさん食べました。菊花って、まるで伊予柑のツブのように、ちょっとふっくらした食感なんですね。初めて知りました。

食事~鯛の黒寿司

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 鯛の黒寿司

↑そして!! 和久傳といえばこれが有名!!「鯛の黒寿司」!!(+ガリ+赤だし)

この「食事」は、「鯛の黒寿司」の他、「鯛味噌茶漬け」「なめ子おろしうどん」の合計三種から選ぶことができましたが、食べログなんかでも皆さん召し上がってとても評価の高い「鯛の黒寿司」で即決。

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 鯛の黒寿司

黒酢の寿司飯に、昆布締めされた薄造りの鯛が敷き詰められています。(参考:エンタメRBB

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 鯛の黒寿司

↑「すでに味がついているのでお好みでワサビをつけてお召し上がり下さい」とのこと。

早速食べてみると、甘みの少ないスッキリしたもちもち酢飯に、旨み抜群のむっちり鯛が上品美味い!

酢飯に柚子の皮が混ぜてあるのか、爽やかな柑橘系の香りもたまに漂います。

ただ、思ったよりも、少~し鯛の生臭みを感じました。やはり昆布締めにする時間の分、鮮度が落ちるせいでしょうか?

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 鯛の黒寿司 ガリ

↑そんな中、ガリのさっぱり感は助けになってくれました!(このガリも、母によると、「ちゃんと生姜の薄切りをゆでてから酢漬けにしたものだ」とのことで、手が込んでいるようです。)

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 鯛の黒寿司

↑意外だったのは、この寿司飯の薄さ(笑)。1㎝くらいの厚みなんですよね。もっと、3㎝くらいの厚みはあるのかと思っていて、そんなにボリューミーで食べきれるかな? なんて思っていたので、このくらいの量でちょうど良かったかもしれません。

名物「鯛の黒寿司」を食べられて感無量!

菓子

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 山椒の麩焼き

↑最後は「山椒の麩焼きと京番茶」!!

本日のメニューはこちらで以上でございます。本日はありがとうございました」と、出してくださった店員さんが去って行きます。

あ~、楽しかった和久傳での夕飯もこれで最後かあ~。

京都伊勢丹 京都和久傳 蘇芳 山椒の麩焼き

↑パリパリサクサクの最中もなか風の皮に、山椒が利いた白あんが挟まっています。

軽く、ほっと一息つく感じで食べるのに最適なお菓子です。山椒のピリッとした風味が、食事の最後に爽やかで良いですね。

総評:すごく良かった!!

というわけで、一時間二十分ほどの贅沢な夕飯を堪能しました。

いや~~、憧れの和久傳、さすが、評判にたがわぬ素晴らしさでした~~!!

すべての料理に手が込んでいて、上品な味わいで、美味しかった。野菜もたっぷりでバランスが良い。

そして、こんなに繊細に作り込まれた日本料理のコースが、6500円で食べられるって、すごく良心的ですね!!(2022年10月1日から蘇芳は7000円に値上げされます。でも、それでも良心的。)

京都に旅行に来た際は、一度は必ず伺いたい店になりました。

京都の本格的な日本料理を初めて食べて、そのレベルの高さを体感できて良かったです。さすがお出汁の文化といいますか、好みでした。

今度、また来られたときには、次は鯛の黒寿司ではないものを食事に選んでみたいです!

(次の記事→「出町ふたばの「豆餅」を食べる」)

京都和久傳の予約をするならこちら
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