↑外宮参道の「伊勢豆徳」で豆菓子を買った後、タクシーで向かったのは今日のお宿「神宮会館」! 五年ぶり、二度目の宿泊です!(一度目の宿泊記はこちら)
洋室に宿泊
↑泊まるのはツインの洋室です!
ベッドの足元、カーペット敷きの場所がやけに広々していて、マットを敷いてでんぐり返しでもできそうです。
部屋ごとに違うベッドカバー
↑今回の部屋は、三つ並んだ洋室のうち向かって一番右側(廊下の奥側)だったのですが、入ってすぐ思ったのは、前回の部屋とベッドカバーが違う! ということ。
↑前回は向かって一番左側(エレベータのすぐ目の前)の部屋で、こんな感じのベッドカバーでした。
部屋ごとにベッドカバーを変えているって珍しいですよね。真ん中の部屋のベッドカバーはどんななのか気になるところです(それとも、部屋ごとに変えているというよりは、何年かおきに一斉にベッドカバーを模様替えしているのかな?)。
ペットボトルの「伊勢の水」
↑そして、窓際のテーブルの上には一本のペットボトル(500ml入り)が……。
↑それがこちら! 「伊勢の水」!!
伊勢市の水道水
↑原材料を見てみると、なんと水道水とのことで……。
エ゛ッ?? 水道水??(笑)
後で調べたところ、「伊勢市上下水道部」が『安全・安心な伊勢市の水道水への関心を高め、たくさんの方に飲んでいただくこと等を目的』(*1)に販売しているものなのだそう。(引用*1:伊勢市上下水道部)
製造過程で塩素は除去されているとのことで、本物の水道水よりはミネラルウォーターに近い感覚で飲めるかもしれません。
タオルの二枚目以降は別料金
↑こちら、クローゼット。「金庫」、「浴衣・タオル類」、「ドライヤー」等が置いてあります。
タオルは、一人につき、フェイスタオル1枚、バスタオル1枚が準備されているのですが、クローゼット内にあった注意書きによると、
大浴場にはタオルがないため客室から持って行く必要がある。
女子大浴場にはシャワーキャップ、男子大浴場には髭剃りがある。
二枚目以降のタオルは別料金になるのでフロントで申し出てほしい。
とのことで、二枚目以降のタオルが別料金ってけっこうシビアだなと思いました。
神宮会館って宿泊料金がけっこう良いお値段なので、そのへんはもう少しサービスが利いているのかと思っていたのですが……。
まあ、合理的というか、神社の手水を柄杓の一杯だけで済ますような
フェイスタオルはビニール巾着袋入り
↑ちなみに、フェイスタオルと歯ブラシはビニールの巾着袋入り。フェイスタオルのプリント色と巾着袋の色が合わせてあるのが良いですね。お土産として持ち帰れるのも嬉しい。
バス・トイレ
↑こちらは浴室(ユニットバス)。
↑キレイキレイの泡ハンドソープ、
↑浴槽はこんな感じで至ってシンプルです。排水はあまり良くないかも。
↑バスルーム前に置いてあったスリッパ。使い捨てタイプではありません。一セットずつクリップで留めてあるのがなんとも素朴な雰囲気です。
冷蔵庫
↑壁際デスクに置かれたテレビの下には冷蔵庫。
↑けっこう容量があるので色々冷やせそうです。
お茶セット
↑鏡の前にはお茶セットが置かれています(電気ケトル、湯飲み、ガラスコップ、緑茶ティーバッグ、お菓子)。
↑このお茶セット、以前(2015年)は、茶葉が入ったお茶缶と、急須が用意されていたんですよ。
それが「緑茶ティーバッグ×2個」になってしまうとは……。その方が急須を洗う手間などなくなって管理しやすいということなのだとは思いますが、「急須と茶葉」というのもなかなか風情があって良かったのでちょっと残念(笑)。
↑ちなみにこちらが以前(2015年)のお茶セット。用意されていた「茶葉+急須」で番茶を淹れて飲んだのが思い出です。
お菓子「ケニモルイー」
↑しかしながら、そんな、以前より簡素化したお茶セットの中で、唯一、以前より何やら立派なオーラを放っているものがありました。
↑それがこのお菓子!! 「ケニモルイー」!!
私はいつも、ホテルや旅館の部屋に置かれているこのようなお菓子にはあまり興味を引かれなくて、食べないことが多いのですが、この「ケニモルイー」はなんだか質が良さそうだったので、ちょっと食べてみることにしました。
ケニモルイーを食べてみる
↑原材料はこちら。無添加です。
↑皿に出してみました。
↑割ってみるとこんな感じ。
食べてみると……あらっ。何これ、思ったより美味しい!
周囲は、フワッと香ばしい
甘さがほどよく、くどくなく。コーヒーにも合いそうな感じ。これは良いわ~。ホテルの部屋菓子ってのもなかなか侮れないものだね!
それにしても「ケニモルイー」……。「ケニモルイー」って、何だそれ?? 絶対覚えられない。「ケモルイニー」とかすぐ言い間違える。何でそんな名前にしたんだろう。
「笥 に盛る飯 」だった
……と、このお菓子のことが気になって、後で調べてみたところ、「ケニモルイー」とは万葉集の句にある「
(引用:manapedia)家にあれば
笥 に盛る飯 を草枕 旅にしあれば
椎 の葉に盛る(現代語訳:家にいると器によそうご飯を、今は旅の途中なので椎の葉に盛ります。)
↑器に見立てた
良質原材料
また、原材料の質も良く、
バター…北海道産
卵…鳥羽産
小麦粉…三重県産
と、国産のものが多く使用されています。
そしてこの「ケニモルイー」を製造しているのは、伊勢の有名マドレーヌ「シェル・レーヌ」を作っている洋菓子店ブランカだというではありませんか。
どうりで美味しいわけだ。
神宮会館のイチオシポイント
この「ケニモルイー」が部屋に置いてあるということが、神宮会館の中で最も良いポイントだと思えるくらい、美味しいお菓子だったと思います。
もうちょっと、その「ケニモルイー」という名称の由来とか、原材料のこだわりなど、詳しく書いた紙などを一緒に添えて置いてくれていたらその場で理解が深まって良かったのになと惜しく思います。
神宮会館に宿泊する方は、ぜひ召し上がってみてください!