2015年、伊勢神宮御垣内特別参拝の旅。
この、初めての御垣内特別参拝を伴う伊勢への旅は、2008年に旭川神社から届いた一通の封書から始まりました。↓
寄附の記念品
この封書に、第62回式年遷宮に寄附した人に送られる記念品が入っていることはわかっていました。
この数ヶ月前、氏神である旭川神社に参拝したとき、「第62回式年遷宮」という伊勢神宮の行事に対して寄附を募っており、その「式年遷宮」というものが何なのか正確には把握しないまま、「寄附した人には記念品をくれる」という文言につられて、母とともに心ばかりを社務所にて納めてきたのです。
その「記念品」が何であるかははっきりとは書いてありませんでした。私の中では、なにか、鳥居の形をした小さなキーホルダーとか、そのようなものをもらえるようなイメージがありました。
特別参宮章
「記念品」を楽しみにして待った数ヶ月。
やっと届いた封書が存外に薄いことで、中に入っているのが私が想像するようなものではないと悟り、じゃあ、何が入っているんだ? と訝りながら開封してみたところ……。↓
↑中に入っていたのは、式年遷宮の様子が描かれた絵はがき。
↑そして、特別参宮章というものが絵はがきにくっついていました。
なんだ? ……これ。
御垣内特別参拝ができる
特別参宮章というものの説明書きを読むと、『本章で御垣内特別参拝ができます』とあります。
御垣内(みかきうち)特別参拝……??
その言葉を初めて知った私は、インターネットで「御垣内特別参拝」について調べてみました。
すると何やら、内宮(ないくう)・外宮(げくう)御正殿の普通は入れない領域に神職さん先導で入り、参拝をさせていただけるらしい。↓
伊勢神宮で以前見た光景
そう言われて思い出す光景がありました。
私が初めて伊勢神宮に行ったのは2007年なのですが、そのとき、上下をグレーのスーツでかためた女性が、御正殿の柵の中で参拝をなさっていたのです。
↑厳かな雰囲気の参拝で、中重鳥居(なかのえのとりい)に向かって深々と礼をするその女性の姿がとても印象的でした。
そのときは、「へえ~、何なんだろう」というくらいにしか思わなかったのですが、きっとあれが御垣内特別参拝だったのです。
この、記念品として送られてきた「特別参宮章」を持参すれば、あの、御垣内特別参拝ができるんだ? わあ、それは嬉しい! 鳥居型のキーホルダーなんかよりよっぽど価値があるじゃないかっ。
服装と靴は?
そうして、大事に引き出しにしまいこんだ「特別参宮章」。七年経ち、ようやく伊勢に行ける算段が整ったわけですが、一つ、問題が生じました。
御垣内特別参拝にふさわしい服装と靴がわからないのです!!(→「御垣内特別参拝時の服装と靴決定」に続く)